ディスプレイで夏を上手に演出する

切り替えの早いお店や施設では、春本番の4月頃から次のシーズンの演出を始めます。お店や施設では、爽やかな夏の始まりと強い太陽が照りつける季節で、ディスプレイを変えるのが普通です。5月初旬〜6月初旬と6月〜8月で、使う小物や素材を変えることが定番となっています。それぞれの時期で目的やキーワードが異なり、使う用品やイメージ、カラーも異なります。
ゴールデンウイークや母の日、父の日、梅雨など、この頃はいくつものイベントが重なる時なので、店内や施設内で空気感が混ざることのないよう、分けて装飾することがポイントです。シーズンとイベントは異なるものだということを頭に入れておく必要があります。
POPで済ませるお店や施設もありますが、文字や写真で表現するよりも、やはり「小物」を使って見せる方が、より季節感を出すことができます。

夏の始まりと中盤で演出を変える

5月〜6月にかけての演出のポイントは「アクティブ感」です。キーワードとしては、ゴールデンウイーク、若草や若葉、爽快感やワクワク感、つつじやバラ、カーネーション、みかんの花などです。明るい日差しや温かい気温、そよ風、新芽を連想させるものを使います。配色はやわらかいオレンジ色や黄色、薄い青や黄緑などのパステルカラーを用いると良いです。
6月下旬〜8月にかけては、「アクティブ感」「アウトドア感」、「清涼感」がポイントとなります。ギラギラした太陽や澄み渡るブルーの空、入道雲、キラキラした青い海、カモメや貝殻、そして海水浴や浮き輪、カキ氷、天の川や花火、ヒマワリなどです。配色はオレンジ色や黄色、赤、青や白で、はっきりとしたビビッドカラーを用いると良いです。

具体的なディスプレイの例

夏のディスプレイの見せ方は、暑さを表現する方法と涼しさを表現する方法があります。実際に装飾する場合は、木や麻素材の涼しさやビンの透明感を利用することが多いです。流木や麻布と、貝殻を無造作に置くことで南国の海を表現できますし、アクセサリーなどの小さな商品はサンゴに陳列することもできます。海の演出はバリエーションが豊富で、海水浴場や海底を作ることも可能です。他にも、お祭りの雰囲気やヒマワリ畑、蚊取り線香やうちわ、すだれなどを一緒に置いて夕涼みを演出するのも良いです。
ごちゃごちゃとたくさん置くよりも、一番目を引く大きなものをひとつ置き、細かいものを周りに置いて、メリハリをつけることで上手に仕上がります。装飾用品は専門店で入手できますので利用すると良いでしょう。